アニマンダラ★生命の己読みBLOG

生命進化に見るココロのカタチ・アニマンダラ関連の事項を綴ります。

Animandala2019🐋第3回レポート‣そして第4回へ

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今回は、
9月21日(土)に開催した

ANIMANDALA 2019 シリーズ 第3回のレポートと

 

今後の、第4回(10月20日 )と

    第5回(12月15日 )のご案内になります✨

 

本シリーズレクチャーについての詳細は、特設ページ

アニマンダラ2019 | Animandala をご覧ください。

 

また、第1回、第2回のレポートは以前のブログにあります🐳⭐️



アニマンダラ 2019 第3回レビュー



今回も多くの方にご参加いただき感謝です。‬

(第3回は満席となってしまいましたが、第4・5回は広めの会場で開催予定です。)

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第3回のテーマは、

『爬虫類 ‐ 恐竜意識 の黄昏と、鳥類 ‐ 哺乳類意識の曙へ』

 

感受性の強い参加者の中には、

なにやら、深い遺伝子記憶を思い出したのか…❓

恐竜の終末風景と共振し 胸熱になる方もいらっしゃいました🌋 🦖🦕☄️‬



何故いま恐竜なのか?!そして化石になる生命意識とは?🦖🦕



現代は、温暖化や海洋マイクロプラスティック問題などなど

地球規模の環境問題を主な要因として、種の絶滅スピードが

恐竜絶滅期を遥かに上回っているとされています。

(年間4万種絶滅しているとの試算も…!)

そうしたことから、現代は第6絶滅期と呼ばれています。

(生物史には、これまでビッグファイブと呼ばれる、

全部で5回の絶滅があり、今回は6回目とされます。)

 

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アニマンダラでは、

生態系と生命史は人間精神の写し鏡 だと見ていますが

 

その視点に立つと、

恐竜が絶滅して、鳥類と哺乳類という新たな種の時代の幕が開けることは

現代人の古い意識・精神が終焉し、新たな精神性が目覚めていくこととして

繰り返される進化のフラクタルパターンとして、重なります。


※フラクタルな重なりの一例として、人間の歴史や神話的時間軸と

生物進化の時間軸が260の倍数で重なることも紹介しました。

 

 

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進化の袋小路に入る、古い精神と新たな精神の飛翔へ。

 

そんな様子を、

恐竜絶滅の光景に見出すことができるとしたら‥‥

エキサイティングで、興味深いと思いませんか?

 

人間(ホモ・サピエンス)から、ヒト(ホモ・アニマ)へ

をテーマにしている本シリーズでは、恐竜絶滅は、

取り上げないわけにはいかない題材の一つなのでした。

恐竜絶滅による世界の移行は、

現代人が学べることが多く、とても示唆的です。



私たちの今と明日を教えてくれると同時に、

かつて存在したかもしれない、ムーやアトランティス文明といった

前時代人の終末を別の認識様式で捉えたもの、として見ても

面白いでしょう。(トンデモですが。笑)

 

 

それともうひとつ、恐竜という存在は、時代の変革を暗示する他にも、

全く別の視点、存在論、認識論的テーマも、私達に示唆してくれます。

哲学的で、少し難しい話題にはなりますが。

 

私たちは、恐竜図鑑や、NHKなど教育番組の再現映像を通して

恐竜たちの生き生きとした姿をイメージすることができます。

 

また、実際の化石も生々しい臨場感があるものが結構あり

近代以前でも、竜や神話的存在の証拠となる遺物として見做され

神話世界を開くオブジェクトのひとつでした。

中国の漢方に使われる竜骨も、恐竜や古代の巨獣の化石です。また、

アンモナイトはエジプトの神、アモンもしくはアメンの角とされました。)

 

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今は、科学の眼差しを通し、

古代の生態系を知る痕跡、確証とされているのは皆さんご存知の通りです。


でも、古代の認識が迷信や空想で、科学的な眼差しが事実

考えるのは簡単ですが、実は、科学的表現もまた

化石というものが想起させた、それに因づく

概念の中だけの存在 = 言葉の中の生態系

である、という共通性があります。


恐竜はどんなに研究が進んでも、

それこそタイムマシーンでもできない限り、

それそのものを見ることはできません。

体認することができない存在 です。

別の言い方をすれば、肉眼で直視することができません。


この点が、アニマンダラではとても重要です。


このことは、だからどうしたの?といった、

取るに足らない話題に思えるかもしれませんね。

しかし実在論的には大きな意味があります。


恐竜という存在を、深く感じて考えていくと、

実は潜在化した、私達のリアリズムや世界認識、

空間認識の意識のパターンや構造が浮き彫りになってきます。


世界には、体認可能(直接知覚可能)なものと、

体認不能(=概念でのみ認識できるもの)なものが入り乱れて

世界を構築しています。そしてその境目は、潜在化 しています。

 

ホモ・アニマ誕生の鍵でもある、言語空間の顕在化 は、

その境目を見極めることと繋がっています。

 

 

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アニマンダラ参加者には、半田広宣氏の独自の宇宙観・ヌーソロジーを

勉強されている方が少なくありませんが、ヌーソロジーでは、

『恐竜は科学者が言うような意味では存在しない』という考え方があります。


ヌーソロジー用語でいえば、

恐竜は決して視覚正面で捉えることができません。

それは奥行き方向には存在しない、ということを暗示しています。

奥行きの方向を失った、幅だけに内面化した精神は、進化の方向性を失います。

それが化石化するという意味のようです。

 

私たちは、世界を幅と奥行きの重ね合わせで見ていますが、

恐竜について考えることで、そうしたことの洞察も深められたりします。

レクチャー後半では、そのような話題をニーチェのニヒリズムを絡め、

まとめのお話をさせていただきました。

 

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恐竜と絶滅風景(神話的大カタストロフィー)

 

恐竜は、毎年新種が発見されたり、新事実が見つかるなど、

IT分野並みにどんどん研究が刷新していく分野だったりします。

特に20世紀後半からは、さらに加速しています。


なので、30代以上の人が現在の恐竜の表現をご覧になると

子供のころ学んだイメージとは随分変わったように思う方も多いでしょう。


そういったこともあり、第3回のレクチャーは、

そもそも恐竜とは何か?というところからスタートしました。


そして、彼らが絶滅した後でも生き残り、発展していった、

鳥類と哺乳類について見ていきました。

(=恐竜意識、鳥意識、哺乳類意識を見ていくことでもあります。)

 


恐竜のイメージで最も大きく変わったのは、

恐竜=巨大な爬虫類で、冷血動物。寒さに弱く、愚鈍。

から、 

恐竜とは、鳥を含む温血で活発な動物の種類。

社会性を持つような、比較的知能が高いものもいる。

といった定義になってきたことでしょう。

 
今では、鳥は小型恐竜の一種で、唯一の恐竜の生き残りとされています。

また、羽毛があるとされる恐竜も増えてきました。

 

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鳥は、高度に進化した動物ですが、恐竜もまた、生物としては、

かつて考えられていた以上に高度な、スーパーアニマルでした。


だからこそ、現代の人間同様、地球全土・隅々までに大繁栄したのです。


しかし、それが天変地異により滅亡し、

大地を這いずり回っていた小型の哺乳類と、

恐竜の中でも特殊な進化をした小さな鳥に

時代を明け渡すことになりました。


恐竜はとても優れた動物だったため、恐竜がもし滅亡しなかったら、

我々人間を含む哺乳類の時代は来なかったと現代科学では言われています。


彼らの大絶滅については、巨大隕石が赤く燃えながら落下する

映像や絵をご覧になったことがある方も多いでしょう。

天から巨大隕石が落下したことが、大きな要因とされています。


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でも、どのくらいのことが起きたとされているかについては、

案外ご存知ない方が多いのではないでしょうか。


隕石落下の衝撃も大きかったようですが、

それ以上に、長期に渡り、その影響が地球全体に続いたことで

鳥を除く恐竜は完全に絶滅したと言われます。


それは想像を絶するような天変地異で、

アトランティスの滅亡や、ノアの箱舟、ソドムとゴモラの滅亡、e.t.c...

それらを全部合わせたような、超神話的天変地異 でした。

神話描写と恐竜絶滅の相似 は、単なる偶然ではなく、

共通した事象の別の表れだと、アニマンダラでは考えています。

 

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※恐竜を滅ぼした隕石は、マヤ文明が発展した、ユカタン半島に落下。
マヤ文明が天文学に優れ、また、羽毛を持った蛇(羽毛を持つ竜)を神としているのも面白いところです。


 

また、恐竜絶滅を、現代人の反映と見た場合、

実現象として実際に同じような災害が起きるという捉え方もできますが

 

精神の反映と捉えた場合は、

意識におけるドラスティックな変化が進行すると見てもよいでしょう。


環境問題や異常気象などは、

文明活動が大きな要因として起きる現象ですが

精神の反映と実現象の交差 と考えられます。


少し話は逸れますが、似たような災害エピソードでは

日本史等を見た場合、国政が乱れたときに

富士山の噴火や異常気象が、必ずと言ってよいほど見られます。

精神の乱れと天変地異の偶然的の一致。

これも同じように捉えても面白いでしょう。


いずれにせよ、私たち人間は、

大きな変化の時代を迎えているのは間違いありません。


ホモ・サピエンス から、ホモ・デウスホモ・アニマ へと

いかにして移行するかをイマージュするときに、

恐竜、鳥類、哺乳類の関係は、

様々なインスピレーション与えてくれます。


鳥は、唯一の恐竜の生き残りとされますが、

これは化石化する古い意識の中から、意識進化して、

化石にはならず

次の時代へと飛翔を果たした精神の射影 と考えられます。


一方で、哺乳類は、恐竜亡き後、恐竜と完全に入れ替わり、

新しい生態系を再構築した存在 です。

 

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トカゲの夢見とその先へ

 

レクチャーでは、恐竜意識が進化の袋小路に入った理由について

様々な角度で見ていきました。


そのひとつとして、第1回、2回のレクチャーの流れを引き継いで、

夢見の回路と、恐竜意識、鳥意識、哺乳類意識の関係も見ていきました。


恐竜は、鳥と爬虫類の狭間的存在 ということもできます。


そのため恐竜意識は、鳥と同様の高度な新しいシステムを持ちながらも

生存の囚われを強く持った、先祖である古いトカゲ精神(爬虫類意識)

を引きずった存在でもあります。

爬虫類意識は、潜在的にも顕在的にも、恐れを背景とした、

生き延びねばならない!といった方向に

意識を焦点化しやすい精神を暗示しています。


それに対し、鳥は生存の囚われからの解放を象徴 します。


高度に進化しながらも、

古いアーキテクチャー(爬虫類意識)を引きずったこと

恐竜という存在の内在的な問題を拡大したのではないか?

隕石落下はとどめの一発のようなもので、

巨大化(=肥大化)していく進化の末期には、

内的には既に絶滅の方向へと向かっていたのではないか。

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そして現在の人間もまた、同じような状況にいるのではないか?


恐竜と同様、人間にも脱却しなければならない

古いアーキテクチャがあるとしたら、それは何か?

と、その辺りについても少し触れました。

 

そして次回、第4回は、その、古いアーキテクチャーと

新しいシステムそのものを、別の視点で取り上げようと思っています。



次回以降のテーマ

 

アニマンダラ新シリーズも、残すところあと2回。

残るテーマとして、

以下の2つの副題にまとめられそうだと思っています。



副題その①
アニマルプログラムから、アニマルメディスンへ

 内巫女と内審神者の出会いを阻む無意識プログラムとその解放

 

副題その②
双子神話と内巫女・内審神者の地球

 

その①の、アニマルプログラム

私たちを無意識にコントロールしている機械的なプログラム のお話。

感じる・考える(=内巫女・内審神者)

潜在化した状態で働くコマンド のようなものです。

(※思形と感性が中和したところで働くプログラムと表現していいかと思います。)

 


それは、恐竜を肥大化させたのと同様、生存の囚われ に端を発します。

しかし人間の場合、それは遥かに複雑で、一見すると

『生存の囚われ』には見えないような意識の働き を含みます。


それを、

認知心理学や、いま良くも悪くも話題になっている 進化心理学

事例なども引用して見ていきます。

 

ちなみに、

アニマルプログラムは、恐竜における古いアーキテクチャー。

アニマルメディスンは、恐竜をいわば鳥へと進化させる転換。

とも言えます。

 

ひとつの例になりますが、先日、

覆面画家のバンクシーが、イギリス議会を風刺した絵画を発表し

13億円で落札されたことが話題になっています。

この絵を、アニマルプログラムの視点で見ると、イギリスに限らず、

そもそも政治自体がこのような状態に陥る構造を本質的に持っていて、

避けがたいこともわかります。


www.huffingtonpost.jp


もちろん、本当に健全な政治は、

チンパンジー(※この絵の比喩の)を政治の舞台に上げないことです。

そうでない政治家もいますが、構造的に、議会の力争いの中で

勝ち残るのは、強いチンパンジーになる力学を持ちます。

そして、真に優秀なチンパンジーこそ、

よくできた人間の面をかぶっていたりします。

まるで人間の皮をはいでかぶり、人間に化けるサルの妖怪・猩々です。


そうした制限を乗り越えるためには、有権者の一定数が、

脱アニマルプログラム を果たし、

ヒトとして猩々を見極められるようになるしかありません。

 

これまでアニマンダラで政治の話題を出したことはありませんでしたが

アニマルプログラムについて考える場合、分かりやすい構造があるので

例として取り上げてみようかと思います。



一方で、アニマルメディスンは、

アニマルプログラムの囚われから自由な状態 であり、

内巫女・内審神者の幸せな結婚が成立する精神の方向性になります。

 

無意識化したアニマルプログラム が見えてくることで、

その機械的動きが変化し、プログラムをメディスンへと変性します。

 

ちなみにメディスンとは、治療 の意味があります。これは、

ネイティブアメリカンのアニマルメディスンの考えをベースにしています。


animandala.hatenablog.com

副題その②は、

 

感じる・考える ⇔ 内巫女・内審神者の幸せな結婚 を

世界神話の背後にある、双子の神話から見ていき、

シリーズ全体を総括していきます。

内巫女・内審神者の根幹を見ていきます。

 

次回、第4回は、その①のお話が中心ですが、

時間的余裕があれば、その②にも入ろうかと思っています。



第4回 開催情報


【日程】  第4回 2019年10月20日 (日)
【時間】  14:30 - 19:00 (14:00開場)
【参加費】  各回  4,500円 
      全5回 20,000円 
            ※全回お申し込みの方で、欠席回はDVD補講が可能です。
【第4回会場】 江東区文化センター・第2,第3会議室
      
 (東西線・東陽町駅徒歩5分)

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animandala.com