今回は、ちょっといつもと異なる趣旨で
号外的に。
3年の時間を経て、とうとう登場する超大作書籍を紹介します。
目次と表紙をpdfにまとめたので、こちらからどうぞ~。
いや~それにしても長かった。首伸びすぎました。笑
そして!!
期待以上の 1,000ページ超え!!
お値段も 、10,000円超え!!
それにビビりそうですが、内容は、
そのパラメータを遥かに凌駕すると思われます。
(*その後・編集者江口氏の企業努力で内容そのままに
700ページ超えの8000円とお求めやすくなりました!)
後述しますが、シュタイナー本とヌース本を
まとめ買いするくらいの、決定版的内容だと思われます。
私の場合、CGなどの技術書や輸入物の画集は
6,000円~8,000円は珍しくないので
この価格帯の書籍には比較的免疫があります。
内容の専門性とボリュームからすると、致し方ないでしょう。
編集の江口氏や半田氏からも、直接伺っていましたが
紆余曲折、悩み抜いての価格だそうです。
ちなみに、うちにある本で
同じくらいの価格の本が、このあたり。
全584ページ。
これは、アニメーター向けの専門書。
ジブリの高畑勲氏翻訳で、動かぬ絵に生命を吹き込む技と眼差しの本。
本の厚さで遥かに凌駕する
『シュタイナー思想とヌーソロジー』も、生命に満ち満ちているでしょう。
アニマンダラを立ち上げた頃から
シュタイナーとの対応を質問されることがよくありました。
また、半田氏からも直接、
『アニマンダラはシュタイナーとすり合わせると面白いよ』とも。
それで、必然もあって、いくつか著書に目を通しましたが
なるほど!! 確かに感覚器官の捉え方や、
認識論その他で、勉強になる部分が多い!!
そんな感じで、ちょうどシュタイナー本を幾つか手にした頃のこと。
絶妙なタイミングで、この本の原案となった
お三方のコラボレクチャーが、2014年に大阪・東京で行われました。
元の企画は、アニマンダラのレクチャーでもお世話になった
観音企画の景山さんによるもの!!
見事な3人のマッチングを成功させます。
(そういえば、私が景山さんや編集の江口氏と知り合ったのも
このイベントがきっかけですね。)
著者の一人で、同姓の福田氏は、元官僚のコンサルタント。
まさにシュタイナーの生き字引で、バシバシっと!
広大なシュタイナー宇宙を、切れ味よく整理していきます。
一方で、大野氏は、医学博士で菌の専門家!!
嬉しいことに、生命や進化の切り口から
シュタイナー宇宙を深く語ってくれます。
私的には、膨大な情報をもつシュタイナーが
お陰でかなり馴染みやすい。
そのイベント自体がとても有意義だったのは言うまでもありません。
ところがさらにですよ、そのイベントに参加した江口氏が
出版企画/編集者として動き出したことで状況がまた動きます。
最初は、イベントの内容をまとめるだけの予定だったのに
しだいに三者の往復書簡的なものとなり
ヌースとシュタイナーの代理ディベート!?の様相を呈し
どんどんと内容が膨らんでいったと伺っています。
発売がひたすら延期され続け、"出る出る詐欺"とも噂され・・・
とうとう、3年の月日が過ぎました。
そしてようやく、ようやく、その熱意が結晶になったわけです。
皆さん、お疲れ様でした!!!
ヌースとシュタイナーの専門家のぶつかり合いによって
その思想は、シャープにまとめられた予感があります。
1000ページ700ページは膨大ですが、同時にコレは、
煮詰めに煮詰めての1000ページ700ページ。
きっと、ヌース本でもありながら
シュタイナー本の決定版の一つに
数えられるようになるのではないかと思います。
ディズニーの 『-生命を吹き込む魔法-』が
アニメーターの決定版であるように☆☆☆
さてさて。横目でいつ出るかいつ出るかと
傍観者として、期待しつつ待っていた私ですが
最後の最後で、少しだけ関わることに。
この表紙・・・
原画は、一緒に舞台公演した、
生命画家のマシマタケシさんによるもの。
そして元となった原画は・・・
アニマンダラレクチャー参加者には、お馴染みのgenomです。
下の画像は、昨年行われた舞台イベント
『ヨミの星』のリハーサルのときの模様。
※ このリハの段階では、
本番で使用する絵がまだ完成していなかったため
genomをアレンジしたオリジナル映像を制作しました。
根源的な生命力が、
無から有を爆発的に生じ、それが宇宙に満ち満ちていく。。
アニマンダラをイメージした世界観を、映像化したものです。
今回の書籍、表紙は当初から
マシマ作品が使われることは決まっていたのですが
その選定に、なんと
そのヨミの星のときに制作した映像も上がりました。
そして・・・表紙は、その映像を改めて
表紙用にアレンジしたものとなったのです。
楽しみにしていた本だけに
最後に少しかかわることになって、不思議な気分。
アニマンダラを表現したものが、
『シュタイナー思想とヌーソロジー』の表紙になったのは、
見ている世界の方向が重なり合っているから、ゆえの出来事なんでしょう。
まだ予約開始という段階で、
実際に手に取れるのは9月末ですが
もう延期にはならないはず。笑
存在感がある本なので、手にする時が楽しみです。