今回もレクチャーレポートと
次回(第5回)の予告になります〜⭐︎ いよいよ最終回です🐋✨
アニマンダラをあまりよく知らないけれど、興味がある
という方は、WEBサイトや以前のBlogのレポートも
ご一読頂くと、より概要が伝わるかなと思います🙂
一方でレクチャー参加者の方も、ブログレポートは
本編の一部ではありますが、若干補足もありますし
簡単な復習、整理ができるのではないかな~と思います。
アニマンダラ 2019 第4回レビュー
さて、10月20日(日)に開催した
ANIMANDALA 2019 第4回 の概要であります。
今回は、台風19号の翌週開催となりました💦
もし1週間ずれていたり、
大きな被害があったら開催できませんでしたが、
おかげさまで、当日は快晴で無事開催できました。
参加者の皆さんには、いつも感謝です。
しかし、やはり今回は
改めて地球環境のことをリアルに考えさせられましたね~。
ちょうど前回の題材(恐竜意識とその絶滅)を
感覚化して見つめる機会になったようにも思います。🌋🦕🦖☄️
さて、そんな流れで開催された第4回。サブタイトルは
アニマルプログラムから、アニマルメディスンへ
- 内巫女と内審神者の出会いを阻む 無意識プログラムとその解放 -
です。アニマルメディスンは、当ブログでもよく取り上げていて
アニマンダラではお馴染みの、ネイティブアメリカンに由来がある思想です。
メディスン = 癒す、治療、整える
それに対し、アニマルプログラムは
私たちを無意識にコントロールしている 機械的な反応プログラム のこと。
第3回のテーマでもあった、
恐竜を肥大化させたのと同様、生存の囚われ に端を発します。
『生存の囚われ』と一言で表現しましたが、
人間の場合、それは遥かに複雑で、一見すると、
そのようには全く思えないような意識の働きや行動を多く含みます。
だからこその無意識なんですね。
今回は、そのプログラムを明らかにするのがテーマのひとつでした。
ちょうど、そのプログラムは
恐竜が既に鳥類全ての身体機能を全て備えていたにも関わらず
(恒温性、羽毛、気嚢による高度な呼吸システム、軽量化 e.t.c...)
古いトカゲ意識によって、かつての先祖の延長上に
生きてしまっていたのと似ています。
新しいハードウェアーを動かす、古いOS です。💻
恐竜が狭間であるように、
人間もまた、言語空間という新しい空間領域に進出した
新しい “ 種 ” であるにも関わらず、
ホモアニマ(ヒト)と動物の間を揺らぐ存在なんですね。
ニーチェ的表現で言えば、超人と動物の間といったところです。
無意識下のアニマルプログラムに動かされている側面が
私たち人間には少なからずある。
このことは、生物学や認知心理学で近年強く支持され、
行動観察実験などで検証されるようになってきました。
欧米で注目される進化心理学はその代表。
ホモ・デウス/サピエンス全史の著者、ハラリ氏も
進化心理学から大くのヒントを得ています。
アニマルプログラムの具体例については後述しますが
それを顕在化し、生存の囚われから自由になっていくことが、
いわば人間における鳥人間化の方向性 だと、アニマンダラでは考えています。🕊🦅
アニマンダラにおけるヒトは、超人ではなく、鳥人ですね。笑
超人=大地の意義に立つという意味では、哺乳類意識の覚醒でもありますが。
アニマルプログラムは、環境に最適化していこうとする
外骨格系意識を牽引するもの でもあります。
ちなみに、
進化心理学では、アニマルプログラムからの解放ではなく
むしろそれを絶対視し、内面化していくことで
人間の行動を予測することを目的としている ところが
アニマンダラとの大きな違い と言えそうです。
これまでの延長上に人間を閉じ込める傾向が強い ため
そこから導き出されるモデルは、
どうしてもホモ・デウスのようなものに収束しがち。
進化心理学は、外骨格意識の側面しか見ていないと言えます。
(科学は還元論であるため仕方ありませんが)
ここでひとつ、注意というか、誤解しないでほしい点があります。
⚠️アニマルプログラムは、決して、
人間より動物が低次元だと表現するものではありません。⚠️
動物は、地球や他の生物と ” 共進化 ” して、
本能などの生存パターンを発達させてきたので
世界と調和的でバランスがとれています。
言葉を持たない彼らは、純粋持続の中に意識がありますので
世界と存在が分離していません。
そのため人間に内在するような問題を持ちません。
ところが、言語空間に生きている人間のアニマルプログラムは
物理的、身体的制限が外れているため変化のスピードが極端に速く
潜在化したままだと、恐れと欲望、生存の囚われが、
加速度的に拡大される傾向を持ちます。
▶︎アニマルプログラムは人間固有の課題です。
・動物→ 自然と共振化した遺伝的プログラム、本能
・人間→ アニマルプログラム
(本能と自我が混濁して働く、人間固有の意識プログラム)
それは、ちょうど恐竜が、生き延びることに焦点化した
爬虫類意識を潜在化したまま、鳥類システムを生きて、
巨大化、多様化し、比較的短い時間で地球空間を占有したのに似ています。
アニマルプログラムは、
まさに人間が恐竜をメタファーとして射影しているポイントで
それを明らかにして、メディスン=癒し・整え、ヒトへの道筋を描写する
というのが今回の全体テーマでした。
そのために、
そもそも人間がどのように進化し、動物と異なったのか?
また、言語空間を生きるということはどういうことか?
から、アニマルプログラムの由来を見ていきました。
現実を生きる動物・仮象を生きるホモ・サピエンス
ネアンデルタール人と現生人類を分けたもの
アニマンダラではいつもお話していることですが、
人間と動物の境界は、言語にあります。
この捉え方は近年の科学では、標準的な考え方になりつつあります。
でも、言葉を話すだけなら、他の動物でも可能です。
私たちは『言葉』というと、当たり前ですが人間の言葉を連想しますよね。💬
しかし魚が陸に進出したように、
徐々に言葉も発達しており、多才な段階があります。
魚類が肺魚となり、やがて 完全に陸に適応した時
新しい種が生まれたように、人間の特有の言葉は
他の動物の言葉と決定的な違い があります。
※恐竜は前回お話しましたが、化石は実在するものの、ある意味で仮象の存在です。
人類種は言葉によって、遺伝的に内在する記憶や、個体の記憶だけに頼らず、
経験を伝承し、互いに連携することができるようになりました。
動物としては非力とも言えましたが、
その事で徐々に繁栄していったと考えられています。
かつては、ホモ・サピエンス以外の、多くの人類種が存在していました。
それら人類の中で、ホモ・サピエンスは、あまり目立つ存在ではありませんでした。👤
一方で、最後まで共存したネアンデルタール人は
最強人類ともいえる存在で、10万年前、両者が初めてに出会ったときには
ホモ・サピエンスは、彼らに圧倒されてしまったことが分かっています。
しかし、それから数万年後、ネアンデルタール人と再会するまでの期間に
ホモ・サピエンスに奇妙な変化が起こります。
わずかな遺伝的違いが悪戯をし、言語の使い方を変化させ、
認知革命が起こり、認識を飛躍的に変化させたと考えられています。
あたかも、爬虫類が初めて陸上に完全適応したのと同様、
ホモ・サピエンスは、言語空間に完全に適応した
初めての生物種となったのでした。
(この状態のホモ・サピエンスを、アニマンダラでは人間と呼びます。)
それによって人類が獲得したのは、
メタ認知 と、噂話 や、想像、空想をきっかけとして
そこから広がる 仮象の世界 でした。🗣👥
人類だけが、現実(本当の物理時空)とは別に
語られた空間性 = 物語性 に強い臨場感を持てるようになったのです。
そのことで、現実世界と物語世界が重なり合い、仮象と実象が混濁し、
区別がつかなくなったのが、人間独特の認識世界です。
ですが、この仮象の力こそが、かつてサピエンスを圧倒した、
最強人類ネアンデルタール人を後に退けた最大の力となりました。
え?仮象が何故そんな力になったの?と思う人もいるかもしれませんね。
でも 仮象こそが、ホモ・サピエンスを大発展させ
文明を築いた力の正体であり、
この本質の理解が
言語空間性の顕在化に他ならない とアニマンダラでは考えています。
そこでレクチャーでは、複数の事例を挙げて、
具体的に仮象の力とサピエンスの関係について解説しました。
※メタ認識やうわさ話がサピエンス特有の力となったのではないか?
という視点自体は、前世紀末から21世紀に入って、
生物学や認知心理学等で注目・支持されはじめた概念です。
この視点で見ると、今も昔も、人間の本質が、
あまり変わってないことがわかりますねぇ😵
人間型ゲシュタルトの輪郭が見えるようです~。
鳥類は、気温に左右されず、軽量化と体の構造から
重力からより自由になり、空気が薄くても
活発に活動できるようになりました。
地球の重力に叩きつけられたトカゲなどの爬虫類から
はるかに 地球の物理的制約、生存の制約から自由になったのが鳥類です。
だから、鳥は様々な文化で、自由の象徴とされてきました。🕊
それと同じように、
人類は完全に言語空間に進出したことで、生命として初めて、とうとう
物理空間の制約から自由になる力を持った のです。それが仮象の力です。
しかし、です。恐竜と同様、そのシステムを、人間は未だ
潜在化した古い意識、囚われの意識に先導されたプログラムで
無自覚に使っているとしたらどうでしょうか?
それが、アニマルプログラムです。
ホモ・サピエンスが、まだ地球の片隅に生きる
マイナー動物だったときには、それも問題ではありませんでした。
寧ろそのお陰で絶滅せずに、今日まで生き延びられたのです。
それが文明を生み出し、発展させ、
今日の人間へと牽引したのは間違いありません。
しかし、その力は、かつての恐竜と同様、大発展し、
地球全土を覆い尽くした今日では、そろそろ飽和点に達したと言えそうです。
特に、言語空間を生きる人間は、前述したように
進化のスピードが速く、地球自体や、他の生命と
共進化できていません。これが結構問題です。⚠️
ちょうど、ブラックバスなど、外来種が土地に適応して共進化していないため
自然の生態系のバランスを崩すのに似ています。
それ故に、ぼちぼち、鳥人間として新たな生き方を見出し始めるか、
あるいは、延長上に行き詰まることを迫られるところまで
来てしまっているのかもしれません。
ホモ・アニマが鳥の方向なら、
ホモ・デウスは恐竜の延長上で生き残ろうとするビジョン、
爬虫類意識のまま肥大化しようとする生存戦略です。
その方向は地球を消費尽くす、ディストピア的方向なのは間違いないのでしょう。
しかし、アニマンダラ では、進化の反復から、その方向性である
恐竜意識は、次第に失速していき、鳥の道 が開くだろうと考えています。🕊🦅
アニマルプログラムの問題
そうした、ディストピア的方向ではない未来を夢見るとしたら
私たちは、そろそろ、
人類の卒業を視野に入れ始めないとならないのかもしれませんね。
アニマルプログラムを乗り越えて、
鳥人間へ、ヒトへ。と。
レクチャー後半は、2019シリーズのテーマである
内巫女と内審神者の関係も通しながら、
具体的なアニマルプログラムをいくつか取り上げ読み解きました。
アニマルプログラムそのものが問題なのではなく、
それが無意識状態な為、本来の人間(ヒト)として選択的に使えず
潜在化した生存戦略として、巧妙・複雑に機能していることにあります。
その人間特有の状態を明示しました。
アニマルプログラムは、
人類の心の中に初めて誕生した、内審神者(言語意識)が、
恐れから、内巫女に催眠をかけ、世界を夢見している状態でもあります。
※言葉を持たない動物には内審神者はいません。
それは、内審神者(男性意識)側で中和した世界です。
サウロンは、このアニマルプログラムの反応を利用して
世界をまとめ上げようとします。⚙️
ANIMANDALA 2019シリーズで何度か言及していますが
内審神者先手の夢見を、内巫女先手に反転させることが
内審神者と内巫女の幸せな結婚に繋がりますが、それは、
アニマルプログラムを、アニマルメディスンする鍵
ともなっています。🔑
今回は、アニマルプログラの顕在化と、その課題、
それから、内巫女・内審神者の関係が反転せず
このままの延長上で見えてくる風景と、
それを反転させるための方向性を描写しましました。
負け組進化論を提唱する、いつもの呑気な?アニマンダラにしては
今回はちょっとハードで、社会派な話題が多かったかもしれませんね💡
でも、やはり、言語空間を顕在化するということは
現代の人間の現実に即して、それを描写しないと、顕在化にはならんのでしょう。
ということから、こうした内容となりました。
第5回 そして、内なる双子の世界へ
いよいよ、次回は最終回です。
これまで、感じる・考える ⇄ 内巫女と内審神者とその幸せな結婚 を
様々な切り口から見ることで、” ヒト ” を描き出そうとしてきました。
しかし、かくゆう私自身が、当然ですがただの人間です。笑
その人間が、ヒトを可能な限り描写しようとするのは、
かなりの挑戦でもありました。笑
しかしアニマンダラには、
『下にあるものは、上にあるものの如く、上にあるものは、下にあるものの如く』
という、エメラルド・タブレットに記された、
ヘルメスの発想やフラクタルな原理という視点があります。
ですから、水面に映った象から上を描きだすことをしてきました。
(動物 → 人間進化のプロセスを、
人間 → ヒトへの進化プロセスの影として見る、など)
そして、その歩み自体が、
私自身が、感じて・考えたことを、考え・感じることでもあり、
また、気を抜くと拗れかねない、
内巫女と内審神者の関係に配慮するプロセスでもあったと思います。
具体的には、
まず、直感(感じる・内巫女)を先手とし、考えるを後手で、
感じたことを審神者(検証)して、仮言語(半粒子化した言葉)にしました。
それを、内巫女 ⇄ 審神者で往復、転がすのですが
大事にしたのは、必ず内巫女の感じ方で最終決定すること でした。
内巫女は感じたことを感覚で伝えることはできても
何を言ってるかわかりませんし、非合理な感覚を返すことが珍しくありません。
だから、言語化するのには骨が折れますし、
無理に形にすれば、肝心要の肝が雲散霧消してしまいます。
それは死んだ言葉になります。ですから、
半量子化した言葉(仮言語)を内巫女と内審神者の間で往復させます。
これは個人的で内的な、響きの往復でもあり、
波動と量子を行き来して振動する言葉=内的なクジラの唄 でもあります🐋
波動状態の知覚を量子化(言葉)し、また波動に戻す。
量子化した言葉を内巫女に戻すと『これ違うよ』と波動で突っ返されるので
再び感じることに焦点当てながら、漂う言葉を探します。
言葉と波動性を振動させて、内巫女に確認します。
それは少し長いサイクルの、知覚の呼吸 といったようなもの。
イルカの呼吸のテンポで行き来する言葉 と言って良いかもしれません。🐬🌊
そんなことを、焦らず、無理せずマイペースに繰り返していると
ようやくぼんやりと、内巫女の感じたことが、おぼろげなカタチになっていきます。
内審神者が行き詰まることも多かったりしますが、
そうなったら無理に考えないで、波動にボンヤリ心を向け、
あてにせずに耳を澄ませていると、
突然、様々な形でヒントがやってくることがあります。
皆さんも経験があると思いますが、それは、
渡された本の一文や、新しい論文、何気ない人の言葉、
生活での経験、突然のひらめきや、夢のシーンなどとして現れます。
で、唐突にビンゴすると、内巫女がしっぽを振って小躍りし☺️
ユリイカの波動を返してくれることがあります。
最終的に彼女がなんとかOKした欠片を集めて🧩
カタチにしたものがアニマンダラなのでした。
最終決定は、現在のアニマンダラの表現では、
審神者っぽく見えることが多いかもしれませんが
実は、内巫女の判断 を心がけています。
そこには
内巫女の感覚を審神者し それを内巫女がさらに審議する
という、キアスムな多重構造があります。
こんなことを書くと、回りくどいー、とか、
めんどくさーと思う人もいるかもしれませんが。笑
段々と心が軽くクリーンな感覚になっていくのですよ。
(気のせいかもしれませんけれどね☆彡)
しかし、、それを今度は人に伝えるために言語化することには
また別の言葉の制限があるので、いつも四苦八苦。。
そんなことを繰り返しているうちに、ついにやってくるのが最終回。
ラストは、そんなプロセスの最終仕上げとして、
世界の様々な双子神話を参照することで
内巫女と内審神者の視野を拡大(波動化)してから
まとめられたら~、と思っております。
内巫女と内審神者は、内なる自己と他者でもあります。
それは同時に、
外の自己と他者、外巫女、外審神者との、再帰的関係があります。
その意味では、
内巫女と内審神者が、もしも幸せな結婚を果たせたなら
初めて私たちは、実際の他者と本当の意味で、
響き合い、触れ合えることになる と言えるのでしょう。
クジラの唄の覚醒 です。🐋✨
最終回、不器用ながらも、少しでも響くように心がけ
面白かったー!と言ってもらえるよう頑張りますー😊
この時期らしい、可愛いお店で、忘年会を兼ねた懇親会もあります~🍷🍴🎄
第5回 開催情報
● 日時 2019年12月15日 (日)
14:30 - 19:00 (14:00開場)
● 参加費 各回 4,500円
全5回 20,000円
※全5回お申し込みの場合、終了回と欠席回はDVD補講が可能です。
● 第5回会場
東大島文化センター4階・第1研修室
(都営地下鉄新宿線・東大島駅徒歩5分)
● 企画・主催 (株)アニマワークス
【懇親会・忘年会】
年末&クリスマス時期ということで、
忘年会を兼ねた懇親会を開催いたします。
2019年を振り返り、楽しんでいただければと思います。
会場近くに、雰囲気も良くとても素敵なお店を見つけたので
個室予約を取っております。🎄🍷🍻🍴🎂
定員があるため、参加ご希望の方はお早めにお申し込みください。
(既に全回お申し込みの方も、フォームもしくはメールにて参加希望の旨をお知らせください。)
お店のママがインテリアコーディネーターでもあり、
どちらかと言えば、雰囲気はクリスマスかな。
※ 追記 ※
既に懇親会お申し込みが個室の定員を超えておりますので
これから懇親会お申し込みの方は
追加席で個室外になる可能性があります。
※追加のお席は、個室入り口付近のソファー席を予定しています。
なお、追加可能人数は お店の予約状況次第となります。
もちろん、私も個室外席へも移動し 交流させて頂きます。
懇親会の受付は、12月7日(土)まで。
お申し込みは専用フォーム、もしくは、
info@animandala.com まで直接メッセージをお願いいたします。
▼ お申し込み・お問い合わせ ▼